旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『デコパウチ』の開発

マサは、『物語り企画』をキッカケにツッチーと組まざるを得なくなり、チームが2つに分かれ出したのがわかった。女子たちは、全くツッチーを受け入れることができなくなってはしょうがないことだった。企画と開発のグループに分けて運営することを決断した…

『物語り』でコンペ

マサは、平日に戻りまた回顧していた。浜松のS社からチョコサンドクッキーのデザインコンペがあった。S社はチョコスナックのヒットにより仕事がかなり増えていた。もうひとつの売れ筋の箱入りクッキー商品のデザインリニューアルの依頼だった。競合のD社がず…

『笑える自画像』の感動

マサは、2回目の『おとなアート講座』を開催した。同じ場所だったので、段取りよく上手くスタートがきれた。台風の影響で、名古屋にいるアラキンは帰りの電車が止まるかもしれないので欠席となった。連続参加記録が途絶えてしまったが、こればかりはいかしか…

『おとなアート講座』の工夫

マサは、2回目の『おとなアート講座』で秘書の妻から注文があった。今回のテーマは『笑える自画像』であったが『昨年と同じやり方じゃあダメよ!』と言ってきた。ペーパーリーフアートはもともとゴッホの油絵みないな作品を作りたいと思い考案した手法だった…

『物語り』のパッケージ

マサは、サントリーの『なっちゃんの秘密』の物語りをメンバーに話した。唐突ではあったが『みんなで、新しい物語り考えてみないか』と提案するも、男子も女子も反応が鈍かった。自分たちはサントリーじゃない、小説家じゃない、そんなこと出来るわけないと…

『物語り』のインパクト

マサは、次の『パネル展示』のテーマを考えていた。3ヶ月もすると『パリ見聞録』のプレゼンは一巡した。2ヶ月に1回は、パッケージデザイン協会の理事会があり東京に出張していた。決まって寄るのは、東京駅の八重洲ブックセンターだった。次のテーマのこと…

『パネル展示』のインパクト

マサは、プレゼンスペースの入り口にプレゼンの予告を感じられる4枚の『パネル展示』した。3Dの棚割りシステムだけでは、一度見せれば飽きられてしまうことを予測していた。クライアントが本当に望んでいるのは、これまでの経験から『売れる商品作りのネタ』…

『プレゼンスペース』の不思議

マサは、少しずつマックのパソコンを使いこなすようになった。ソフトも平面から3Dの立体がシミュレーションできるようになった。コンビニの棚割りが再現できるから、デザイン段階からどう見えるかダミーを作らす検討できるようになった。1998年9月その…

『スティーブ・ジョブズ』に魅せられて

マサは、1992年の秋にマッキントッシュのパソコンがマンションに届きウキウキしていた。テキストを見ながら言葉を拾っていくが、すべて初めて聞く単語だったが楽しく感じられた。今でこそ違和感がないが、『マウスをクリックする』とは何か、プラスチッ…

『こどもアート講座』の感動

マサは、クルマで公民館に向かい『こどもアート講座』を始める準備にかかった。説明用の資料は事前にメールで送っておいたのでパソコンとプロジェクターはセットされていたので助かった。17名分の材料を机の上に取り出して並べて準備が完了した。女の子1…

『イケさん』の教え

マサは、イケさんとともに『包装管理士』の試験に合格した。週1回は銀座に通い3ヵ月間12回のレポートを提出し、個人別のテーマで長い論文を提出した。最後は湯河原に宿泊して、審査員の前で論文をプレゼンした。イケさんに何度かレポートを見せてもらい提…

『ハードとソフト』の融合

マサは、また高校3年の頃を思い出していた。数学が少しだけ得意だったので国立理系コースを選択した。九州にある芸術系でもあり理系でもある大学に行きたいと思っていた。数学Ⅲについていけず一ヵ月で諦めてしまった。数学担当で担任のK先生も呆れ顔だった…

『事務局』の運営

マサは、営業部門と工場部門のあいだで『事務局』を運営していた。2週間に1回の開催で段取りは、アート講座と同じくらい大変であった。会議資料の収集と配布、会議室の予約、TV会議のパソコン設定、メールの会議案内、司会進行、議事録作成などやることは…

『ブログ』を教材に

マサは、うだる暑さに耐えながら通勤電車に乗った。いつも駅まで15分歩いているが、さすがに座席に着くと汗が流れ落ちた。先週から新入社員の研修が始まり、ペーパー部門の教育を任されていた。土曜日のアート講座で『プライベートカード』をテーマにやっ…

『38度』の街

マサは、この街で『38度』を超えた記録したニュースに驚いていた。孫も帰りお疲れなので秘書役の妻といっしょにランチに出掛けることにした。まだ夏バテには早い気がしているが、夜中も30度以上あり朝から35度超える温度計にうんざりして、食欲も減退…

『アート講座』の後

マサは、『アート講座』も無事に終わってホッとしていた。始まりのセッティングも時間がかかったが、終わった後もそれなりに時間がかかった。最後まで手伝ってくれた義理の妹ミッちゃんの気遣いは有り難かった。タグを付けて、この袋には何を入れるのか書い…

『アート講座』の出会い

マサは、秘書の妻と『アート講座』の会場へ出掛ける準備をしていた。秘書が選んでくれたエンジ色のシャツとトレードマークにしている赤い蝶ネクタイを付けて準備を完了した。秘書は出発時間になっても クルマに乗ってこないのでヤキモキしていた。夕方から三…

『アート講座』の段取り

マサは、いよいよ始まる『アート講座』の段取りを始めていた。カレーの箱やアイスの箱、チョコスナックの箱も日頃から取っておいたので、折り紙サイズの正方形にハサミでカットしていた。第一回目の『アート講座』は、生徒の人達の生年月日がわからないため…

『カレーの箱』のパワー

マサは、ダンディ開発部長の即決には驚いてる間もなくデザインのイメージを話しだした。『スーパードライだよ。従来のつけものに囚われていちゃダメだ』ここで、マサは得意なペーパーの世界をイメージしていた。これまで、アイスの箱、チョコスナックの箱、…

『1行コピー』のパワー

マサは、『つけもの』の食シーンを分析することにした。つけものに関してPOSデータ以外に資料はなく困っていたが、家での食事でたまに出くわすことがあった。カレーライスには福神漬け、チャーハンには紅生姜、おにぎりには梅干しや沢庵だった。キュウリの漬…

『開発部長』のパワー

マサは、次の週末『つけもの会社』へ豊橋営業所のニシちゃんと訪問した。新しい『開発部長』は営業出身ということもあり、スーツ姿でダンディな方だった。名古屋の国立一期校を出ており、いかにも切れ者だった。後になってわかったことだが、常務まで上り詰…

『つけもの』のパワー

マサは、秘書役の妻が作った魚料理を食べていた。カラダに気を遣ってくれて、ニンニクのしば漬けも出してくれている。ひとくち口にすると、ニンニクのパワーで『つけもの』の過去の企画を思い出していた。菓子会社がひと段落すると、豊橋営業所の若手所長ニ…

『アート』を伝える

マサは、昨日から大雨の影響でスマホが2度も警報を知らせて寝付けなかった。秘書役の妻と公民館に避難するべきか相談していた。貴重品とお茶をリュックサックに入れ、床にあるものは机の上に置いて準備をしてくれた。次にスマホの警報が鳴ったら出て行こう…

『これまで』を伝える

マサは、『半分、青い。』を6回分まとめて見て、また涙していた。スズメはおじいちゃん役の中村雅俊に電話するシーンだった。『おじいちゃん、漫画家やめるけどいい?』『おじいちゃんも、わずかな光りを頼りに生きてきた。人間は強い。なんとかなる!』電話…

『MOTTAINAI』を伝える

マサは、こども向けに商品を考えることには自信が持てるようになっていた。今月に初めてやる『こどもアート講座』で何を伝えるかを考えていた。おとな向けは『癒しのモノ作り』をテーマにしているが、こども向けに癒しではないことはわかっていた。このブロ…

『つぶ』の衝撃

マサは、K社の『5ファイブ』シリーズに気を良くしていた。K社から明治製菓のポイフルみたいな糖衣掛けしたグミの試作品を見せられた。カラフルな色といろいろなフルーツ果汁をミックスして袋に入れたいと要望された。今度こそ中身を見せたほうが、可愛らし…

『5ファイブ』の衝撃

マサは、単身赴任時代は5時55分にスマホの目覚ましをセットしていた。デスクの内線番号も555で『5ファイブ』をラッキーな数字と意識するようになっていた。年がばれてしまうが、1955年5月生まれでもあり、ここでも555と3つ並ぶことに気づいた。K…

『グミキャンディ』の衝撃

マサは、1989年いきなりではあったがK社から『グミキャンディ』の企画コンペに参加するように依頼がきた。パッケージ形状は、苦手な袋入りでキャンディのような形式でグミを個包装することは決まっていた。ネーミングとデザインが課せらたテーマだった。…

『キャンディ会社』の衝撃

マサは、ほっとする間も無くチョコスナックとマーブルガムの次は、キャンディを担当していた後輩営業ケンちゃんが待ち構えていた。彼は名古屋では売上げNO.1営業で、キャンディや豆菓子を主力製品で扱う大事なクライアントを担当していた。マーブルガムの先…

『こどもこども』アート講座

マサは、夕食後にのんびりとソファでくつろいでいるとスマホが震えた。見知らぬ番号だったが、指を押して耳にあてると女性の声だった。『夜分遅くにすみません。公民館のものです。』と、以前メディアコスモスのアート体験でオファーの話しをくれた女性だっ…