旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

ポイントカード

マサはお昼近くになると、近所のお弁当屋さんに向かう。コロナ禍にテイクアウトでお店の前にお弁当を並べる店が増えている。歩いて行ける範囲で4つあるので、毎日でもお好みで変えられるからいい。昨日は有機野菜など素材にこだわったお弁当専門店。11時オープンで少し出遅れると行列になり外に並ぶほどの人気の店だ。家から一番近い店は、目の前で好きなおかすをいれてくれる最もコスパのいいお弁当だ。少し歩くが洋食レストランのテイクアウトは最も美味しい。嬉しいのはポイントカードでスタンプ1個を押してくれ20個で1個のお弁当をサービスしてくれる。1ヶ月に1度はサービス券ももらえる。もう少し手前には、夜は居酒屋になる店頭でお弁当を並べている。暖かいご飯を別の保温容器に入れてくれ、肉類のおかずがメインでボリューム感がある。こちらの店でも最近ポイントカードを始めた。他の店を調査しているのか、10個のスタンプで1個のお弁当をサービスすると書いてある。スタンプを押してもらうポイントカードは、何故だか癖になるから不思議だ。子供の頃の夏休みラジオ体操の出席カードから刷り込まれているのかもしれない。お弁当のポイントカードをキッカケに、4月からのアート講座に応用することを決めていた。講座やイベントに参加してくれた人にスタンプを1個押してあげる。20個で作品集や講座参加券をプレゼントする。お弁当でも20個のスタンプはなかなか貯まらないのを経験している。更にポイントが貯まるように「P-1大賞」と名付けて、作品の内容により表彰ポイントを付与してスタンプしてあげることにした。翌月の初めに、ホームページ上で「P-1大賞」とアイデア賞、テクニック賞、ユニーク賞を発表する。次回の講座やイベントに来てもらった時に、ポイントカードにスタンプを追加で押してあげる。どんどんスタンプが貯まっていくと「また来たい!」とリピーターになってくれないかなあと、お弁当屋さんのポイントカードを眺めるマサだった。