旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『アート講座』の後

マサは、『アート講座』も無事に終わってホッとしていた。始まりのセッティングも時間がかかったが、終わった後もそれなりに時間がかかった。最後まで手伝ってくれた義理の妹ミッちゃんの気遣いは有り難かった。タグを付けて、この袋には何を入れるのか書いておけば、片付けも指示なくできるかなと、ここでも反省していた。名古屋からわざわざ来てくれた良きアドバイザーのイッチャンも気を遣ってくれ、焼肉店を予約してくれていた。良きアドバイザーのアラキンも名古屋から来てくれており、いっしょに行くことにしていた。少し時間があり、アート講座会場に併設された飲食街で軽く一杯飲むことにした。生ビールの一杯は、カラダに染み渡る感覚だった。柳ヶ瀬までバスに乗って焼肉店に向かうことにした。夕方でも気温が35度はまだあるほどで、飲んだビールの水分は抜けていく感じだったが、アルコール分だけが残り既に千鳥足のような感覚だった。昔からイッチャンの行きつけの焼肉店で、注文は任せたままでゆっくりと席に座ったまま出てくる料理を口にしていった。ハラミ、レバー、ラム肉、どれを食べても美味しかった。イッチャンは『美味しいだろう?』と聞いてきたが、パワーが戻るまでただうなずいて食べるだけだった。締めには、ラーメン、チャーハン、トマト麻婆豆腐を3人で分け合って食べると、アラキンもこれ以上は食べられないと満足した顔になっていた。いろいろ話しをしたが記憶に残ったのはアンジャッシュの渡部が可愛い佐々木希と結婚した話しだった。お笑いの人が今一番モテる、特に渡部はグルメ通で女子の気持ちをくすぐるスペを知っており人も羨む女子をゲットしたことを強調していた。きょうも、良きアドバイザーのイッチャンからのアドバイスはココロにしみるマサだった。家に帰ると、孫の2人の女子が待ち受けていた。『ペーパーくんの絵本を読んで!』とせがむ小さな可愛い女子だった。グルメ通ではないマサだったが、アートでも女子の気持ちをくすぐれるのではないかと感じていた。ソファで居眠りし始めるマサを、優しく撫でてくれる孫の可愛い手を愛おしく感じてそのまま夢の中に入っていた。