旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

昆虫から始まる

マサは、年末年始の5日間メディアコスモスが休館となりムズムズしていた。それでも例年通りに大掃除、NHKの紅白、年越し蕎麦作りとやること見ることはこなしていた。コロナ以外のニュースでは、鬼滅の刃興行収入の記録を更新したこと、挿入歌のLisaが歌った炎がレコード大賞を取ったことが印象に残った。鬼滅の刃がなぜそんなに流行るのか映画館で見ることにした。連載されたジャンプも読んでないし動画サイトも見ずに行くことは無謀だったが、映画のストーリーは単純で登場人物が多く目まぐるしく動いて鬼と戦うシーンがほとんどで分かりやすかった。主人公の少年が可愛いく描かれているので、おどろおどろしい恐怖とのギャップにより子供から大人まで楽しく見られるのがヒットの要因だと思った。コロナ感染拡大で非常事態宣言が発令されたが、年の始めからアート体験イベントの準備をすることにした。どうぶつカタガミを使った体験は、女の子には人気があったが男の子には物足りなさを感じていた。最近ではカメや新幹線を作った男の子がいたが、鬼滅の刃から大きなヒントをもらった気がしていた。可愛いけどよく見るとおどろおどろしいモノは「昆虫」なのかもしれないと思った。メディアコスモスの2階にある図書館で昆虫図鑑をキーワードに検索した。便利なものですぐに場所を見つけて、たくさんの昆虫に関する本が並んでいるのに驚いた。1階にあるデスクに昆虫図鑑を持っていき、さっそく紙の葉っぱプチッテでクワガタを作ることにした。黒の葉っぱを半分にギザギザに切るとツノが出来上がった。カマキリ、セミ、トンボ、てんとう虫と昆虫シリーズが5匹となりパネルのポケットに入れた。明日のイベントで子供たちの反応を楽しみにするマサだった。