旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

紙の葉っぱのこだわり

マサは、香川照之の子ども向けアパレルブランドをテレビで見た後、webサイトを検索していた。昆虫のキャラクターを8匹作り、布はエコ素材を使用し、いらなくなった服を入れる回収BOXを設置、環境保護団体に1着売れると64円(ムシと呼ばせている)を寄付するという、こだわりに徹底している。マサのペーパーリーフアートの世界を照らし合わせて考えてみた。昆虫のこだわりは、紙、葉っぱ、アートと分解してみると「紙の葉っぱ」へのこだわりとするといいかもしれない。10月31日はアート体験イベントを予定しているが、秘書の妻から「その日はハロウィンの日だよ」というのでヒラメキを覚えるのがわかった。「紙の葉っぱ」でカボチャのオバケを作ると、親子でやってきた子ども達は喜んでくれるだろうと。メディアコスモスにあるデスクに向かって作りだした。ここは作品作りのアトリエとなりつつあった。オレンジの葉っぱを縦に並べ、黒い葉っぱの先を切って目と鼻を乗せて仕上げていった。L判サイズのラミネートフィルムに挟んでラミネーターで熱圧縮した。上部にパンチ穴をして、金のヒモを通すとストラップが完成した。これはラミカと呼んで動物シリーズも作っていたが、展示方法に困っていた。ラミカを飾る小さなスタンドがあるといいかもしれないと、マサは街へ歩きだした。