プチスタンド

マサは、柳ケ瀬にあるドン・キホーテに入っていった。10月24日には閉店になるので、セールをやっていて品物もどんどん無くなっていた。同じビルの5階にダイソーがあるが、こちらも閉店のポスターが貼ってあった。アート講座で使うペーパーやコルクボードなど購入していたから残念でたまらなかった。もうこれで最後になるので色画用紙やプリンター用紙を多めに購入した。目的だったラミカを飾るプチスタンドはなかった。家に帰ると、駄菓子のマーブルガムの箱と同じようなサイズの木製ブロックが目に付いた。4枚のパーテーションを上で押さえるパーツで十字状に切り込みが入っていた。「これを下に置いけば、スタンドになる！」とヒラメキを覚えた瞬間だった。早速きのう作ったハロウィン用のカボチャのラミカを乗せてみた。更にフェルメールの秘書の妻の作品をプリントしてラミネートした。切手サイズのストラップにしてスタンドに乗せる。ストラップもカワイイが、スタンドも可愛くて思わずスマホで撮影する。紙の葉っぱのミュージアムでアートグッズのひとつとして「プチスタンド」を並べてみようと思った。木製品を加工している義弟のケンちゃんに画像とコンセプトをLINEしてみたが、なかなか返事がなかった。今の仕様では希望価格にはならず、小さなモノは作業がしづらいのが原因だったのが後からわかった。十字の切り込みを一本にし、コーティングを無くし、サンドペーパー掛けはこちらでやることにした。これで次の体験イベントで「プチスタンド」がデビューできると、喜びを噛み締めるマサがいた。