旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

フリーミアム

マサは、今日はメディアコスモスに行っていない。月に一度の休館日となっていて支援ブースのデスクにも入れないからだ。きのう半分まで読みかけだった本をカフェに行って、最後まで読むことにした。「100円のコーラを1000円で売る方法」の第3巻で、メディアコスモスの2階にある図書館で借りていた。1巻は自分で購入して本棚にあったのでタイトルの記憶が残っていた。支援ブースのデスクを借りた理由の一つに、エスカレーターで上がっていけば好きな本が見られるからだった。2ヶ月前にこのタイトルに目がいき、第2巻と第3巻を一度に借りていた。2週間の期日がきても、2冊とも読めず延長した。更に2週間後に第3巻だけを延長して、やっと読み切った。会計ソフトを開発し販売する会社を舞台にしたビジネス小説だった。第1巻で100円のコーラを1000円で売る方法は、ホテルリッツカールトンを例に付加価値により高く売れることを部下に教えるシーンが興味深く思い出していた。第3巻では、今まさにネット社会ならではの付加価値を教えてくれた。グーグル、YouTubeなど情報の無料サービスによるビジネスモデルで莫大な市場ができてることも紹介し、会計ソフトの無料サービスを物語りにしている。これは「フリーミアム」のビジネスモデルということも教えてくれた。これらを参考にアート体験やアート講座を「フリーミアム」にできないか、マサは思案するのだった。