旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

エール

マサは、土曜日の朝はBSで1週間分の朝ドラを見ていた。新しく始まった『エール』だった。でもなかなか集中できなく、映像だけを追っている状態でいた。今日は間違いなくJAから郵便が届くと思いながらだったので上の空で見ていた。バイクが家の前で止まり、コトーンと郵便受けが鳴ったのがわかった。恐る恐るポストの扉を開くとA4サイズの封筒が入っていた。封筒の厚みが気になって取り出すと、かなり薄いのがわかりいやな予感がした。恐る恐る封筒を開けて中を覗くと、紙が1枚でカンタンな文面が書かれてあるのがわかった。否に丸く印が付いているのを確認した。アタマが真っ白になると思っていたが意外にも冷静だった。お世話になったミタムンにすぐにLINEをした。ゴリラが倒れてガーンと叫ぶLINEスタンプを返信してくれたので、救われた気持ちになった。気にしてくれているアラキン、イッチャン、チカチャンにも次々にメールを送った。『気持ちを切り替えて、また頑張りましょう』『コロナがいつ落ち着くかわからない。イベントもできないから、よかったかも』とそれぞれ励ましのコメントは有り難かった。上の空で見ていた『エール』は、担任の先生が小学生の主人公に作曲家の才能を見出し、家庭訪問して両親にその思いを伝えるシーンが印象的だった。良きアドバイザーや良きパートナーからの『エール』は、落ち込み掛けた気持ちをまたやる気に戻してくれたのがわかったマサだった。