旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

第三者のアドバイス

マサは、久しぶりのテニスだったので翌日からカラダの節々が痛くなるのを覚悟していた。フィットネスのウオーキングマシンや信号待ちでのシャドウスイングのお陰もあって、痛みはほとんどなかった。翌日にニシちゃんからも、同級生のエンちゃんが次の機会にテニスのアドバイスをしたがっているので参加してほしいとLINEをくれた。気候も良くなってくるし、体力作りをするためにも、継続して参加する気分になっていた。事前の準備やコーチのアドバイスがあってテニスも始動していきたいと手帳のスケジュールを確認していた。その一方で、10日後に迫ってきたJA助成事業のプレゼンが気になっていた。概要資料は既に提出済みのため、5分間のプレゼン内容が時間内に分かりやすくすることだと感じていた。テニスも長年やってきたが、自分流でやってきたので第三者のコーチからのアドバイスにより弱点が理解できたのは非常に良かった。昨年の6月にはプレゼンの失敗により補助金が出なかった苦い経験があった。このタイミングでマサのアート講座の活動をわかりやすく説明してくれる人が現れたから幸運かもしれない。第三者のコーチ役に匹敵するコピーライターの出現だった。その人は以前から市民活動を応援してくれている女性スタッフで、5月号の広報に掲載するコピーを考えてくれていた。『紙の葉っぱを並べるだけで、世界に一つだけのアート作品ができあがります。癒やしとヒラメキの時間を創造することを目的として活動しています。』と自分では作れないこのフレーズを使わせてもらおうと、マサはプレゼンの準備も始動した。