旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

新年会のコンサルタント

マサは、年末から新年に掛けて飲み会が続いていた。飲み過ぎ食べ過ぎに注意しながら、セーブしつつ話題作りをメインに楽しんだ。2日の日は、秘書の妻の3兄弟6人の新年会で名古屋まで出掛けた。寿司屋の飲み放題付きのコースだった。ビールで乾杯の後はめいめい好きなお酒を選ぶ。マサはビールだけで酔いを感じたのでで焼酎に切り替えた。すぐに話は、マサが5月からフリーになる事になった。『紙の葉っぱのミュージアム』のマルシェに出店してほしいとストレートに伝える。木製加工を仕事にしている義弟は興味を示した。『なべ敷きはどう?12ミリと24ミリの板なら余ってる』と前のめりに話し出した。『エコでかわいいがテーマだけど、コースターはできる?』『できるできる!小さいものなら、箸も箸置きもできる』と刺し身を食べながらアイデアが溢れ出す。『店の名前もかわいいのを付けたいね!』『漫才の名前なんか参考にするといいかも、M1チャンピオンはだれだった?』すかさず義妹が『ミルクボーイ!』と話に加わってくる。『そうだ!ウッディボーイはどう?』とマサが言うと『おじさんだけどいいかなあ』と不安気に応答した。『ピノキオみたいな木のキャラクターの名前なら大丈夫だよ』とマサはもうコンサルタント気分になっていた。『ピノキオは作れる?お店の前に置けば、子供たちが集まって来るよ!』と更にコンサルは続いていく。『等身大もできる。ヒモであやつるようにもできる』『それなら、ピノキオ工作キットはできる?』『もちろんできる!』とウッディボーイのお店にピノキオ工作キットが並んだイメージをするほろ酔いのマサがいた。