旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

子どもアート講座の準備

マサは、あしたの公民館のアート講座があるかヤキモキしていた。台風が関東地方に行くかと思っていたら、紀伊半島に向かっているらしい。はやばやと長良川の花火大会は中止になった。公民館の館長から何度も電話があったようだが、電車に乗っていて気が付かなかった。電車を降りるとまた同じ番号でスマホの画面に数字が並んだので受信にして耳に当てた。『あしたは台風が来て8時までに警報が出たら中止にします』と公務員らしく明確な電話だった。『中止の場合は、次の土曜日に延期でいいですか?』こちらもテキパキとした問いかけに『大丈夫です』とマサは答えた。それでも、どちらになってもいいように準備することにした。小学1年生から6年生まで小さい子は親子で参加するとリストは事前にハガキが届いていた。パワーポイントに作り方や、ハサミを使うので注意事項をまとめた。テーマは『パンダ?ウサギ?スイカ?好きなもの作ろう!』と自分で作った作品やこれまで参加者のスイカや花火の作品の画像を貼り付けた。プチミュージアムイベントで吊り下げた作品はそのまま持っていくことにした。低学年の子供たちは、この現物作品をそのまま真似をして作ってくれることだろう。高学年ともなれば、自分の好きな食べ物たとえば夏らしくカキ氷など個性的な作品を期待したい。夏休みの思い出になるように、作品はスマホで撮影してプリントして渡すことにしている。大サービスとして木製のアートスタンドも付けてあげる。お父さんやお母さんに自慢できる場所に飾ってもらいたい。家でも作品を作ってもらえるように『紙の葉っぱプチッテ』の8シートセットもおみやげに渡す。あしたの子供たちの笑顔がもう浮かぶマサだった。