旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

ペーパーにフィルム

僕は、紙で出来ているので雨や風に弱い。マサも同じように風雨に合うと髪が乱れるから嫌だそうだ。梅雨明け宣言が出そうで出ないのは、台風が発生したからだ。紙も髪も、水や風から守る方法がないか考えていた。牛乳パックはどうしてミルクを入れても大丈夫なんだろうか。『紙のオモテとウラに薄いフィルムが貼ってあるから』と包装管理士らしくマサは僕の質問に答えた。髪の毛1本1本にフィルムを貼るのは無理だったら頭にすっぽり透明な帽子を被れば濡れないかもしれないとバカなことも考えていた。この間のイベントの後に『疲れたね!昼はラーメンにしない?』と秘書の妻が言うのでよく行く郊外の店に入ったのを思い出した。ラーメンのメニューは、水やスープを垂らしても汚れないのは硬いフィルムが貼ってあるからだ。美味しそうなラーメンの写真は紙にプリントしているから、紙を保護しているのはやっぱりフィルムだった。この方法であれば、ペーパーリーフアート作品も水や汚れから保護できて固定もできる。市の職員から『少しプレミアムなモノ』のオーダーにも答えられると思った。早速WEBで調べてみると『ラミネート機』なるものが手頃な価格で販売されていた。卓上タイプもありアート講座でも持ち出すこともできそうだ。フィルムの大きさもさまざまあり、A3から名刺サイズまで大小に対応できる。子供だったら、下敷きやしおりだったら学校でも使える。動物や魚のカタチにハサミで切っても遊べるオモチャにもなる。『少しプレミアムなモノ』は『ペーパーにフィルム』を貼ることで夢が大きく膨らんだ気がするマサだった。