旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『イメージトレーニング』って

マサは、プレゼンの準備前はいつものように緊張していた。アート講座でもそうだったが、アーティスト『ロッキー マサ』になりきるためにスイッチを入れた。スタイルは、赤い蝶ネクタイと決めていたので登場直前に秘書の妻に付けてもらった。パソコンの前には、アートスタンドに僕ペーパーくんが審査員の方に向かって置かれたので恥ずかしかった。審査員は5名で、商工会議所の役員、大学の教授、NPO団体責任者などでひとり25点が持ち点となっている。審査のポイントは、市の課題を解決できているか、企画の新規性、継続性など5項目ある。マサは最初に1年間の実績をアピールした。ペーパーリーフアートの世界は、だれでも、いつでも、どこでもでき、アート講座を通じていろいろな人と交流ができたことを伝えた。つい最近の地元フリーペーパーに掲載された記事も大きく投影した。今回の事業のポイントは、『PAPER STORY体験』とし、マサのペーパーリーフアートの世界とこの街や紙でつながる同級生のモノ語りを話してもらうことで、参加者に『癒しとヒラメキ』を体験してもらうというもの。この『PAPER STORY体験』は記録として『PAPER STORY』という名前のフリーペーパーも発行することにした。3つの事業は、ワークショップセミナー、広報、会員化としているが、これらを運営するには補助金と参加費と協賛金などが必要になり、説得する予算書を補足資料として事前に提出していた。クロージングはイメージターゲットとして『キャンディーズ』の3人の写真を、キャッチフレーズは『私たちPAPER STORY体験に行ってみる?』のポスターを映し出し、フリーペーパー準備号『PAPER STORY』を審査員5名に手渡した。こんな『イメージトレーニング』して布団にもぐった。