旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『フード』のつながり

マサは、カッちゃんから電話のやりとりだけで『カレンダー』の注文を受けていた。ある時『マサの会社は、会社案内できる?』と突然の電話だったが、ペーパーにつながるから前向きに訪問する約束をした。スタッフといっしょにクルマで行ったが、有名な『フード』関連が立ち並ぶ工場地帯の一角にカッちゃんの真新しい建物があった。初めてカッちゃんの会社に来たので、新しく立派な佇まいに仕事にやってきた感じになっていた。応接室に案内されると、額に入れられた『マクドナルド認定工場』のペーパーに最初に目がいった。『久しぶり、素晴らしい工場だね』とマサが言うと、目を細めて社長の名刺を差し出してくれた。『工場を新しくしたので会社案内作りたいけど、やってもらえる?』とかなりの低姿勢さは、カッちゃんの昔と変わらぬの人柄そのままだった。同級生とはいっても、会社案内は会社の顔となるため手を抜くわけにいかないと思い、いちばん優秀なスタッフを連れていき紹介した。出来上がった会社案内は、サーティワンのようなイメージで新しく出来た工場に相応しいものになったと手前味噌ながら感じていた。現在も使ってくれているのだろうか、こんど会ったら聞いてみたいと思った。マサは、同級生つながりでこれまで接した人達のことを話し出すと、同じクラスのクロちゃんを紹介してくれた。クロちゃんとは同じクラスになったことはなかったので聞いてみると『フード』のつながりで今も仲良くして情報交換していると話してくれた。やはりクロちゃんも家業を継いでおり、豆腐を製造している会社であることと連絡先を教えてくれた。マサもこれまでお菓子や漬物の製造会社のパッケージに関わってきており『フード』のつながりの会社なので親近感を覚えて訪問することにした。