旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『三田会』での顔の広さ

マサは、昨日の慶早戦で目に見えないキズナがあることを改めて知った。先輩オーケーさんの同級生夫婦がクルマで来ているので家の近くまで送ってくれた。奥さんはたまたま同じ高校の1つ下の後輩で、マサがやった市民活動のプレゼンの様子を見ていたらしく、自分もチャレンジしたいからアドバイスを求められた。世の中狭い、知らぬ間につながっていることも感じた。大学にはOB組織があり、大学が東京の三田にあったことから『三田会』と名付けられている。岐阜にも名古屋にもあり、マサはどちらの会にも加入していなかった。展示会で偶然会ったテニスサークルの先輩ニシさんは、建設会社の名古屋支店長をしていたこともあり、名古屋三田会に加入していた。一度誘われてパーティーに参加したが、数の多さとオーナーや役員クラスの人達に圧倒されてしまった。その中で先輩ニシさんは関西弁を交えながら親しそうに会話を楽しんでいた。『マサ、誰でも紹介するから言うてみてや』と誘ってきてくれた。『できればペーパーつながりを』と遠慮がちに小さな声で伝えると『まかせとき、いい人いるから今度合わせたるわ』と頼もしい返答だった。建設会社でありながらマンション分譲もやっていて、新築マンションが出来上がるとチラシ広告をすることから『チラシはペーパーだろ、どうや』と広告代理店の社長が三田会で懇意にしてるから合わせてくれることになった。『ニシさんのためなら、ペーパーだすよ』と即OKだったので、さすがにマサもビックリした。先輩ニシさんの『三田会』での顔の広さはさすがだと感じた。最後に管理部門の取引先チェックで仕事にはならなかったが、ビジネスの作り方を勉強したいい機会となった。先輩ニシさんはこの縁から逆に、マサの会社の工場リフォームを仕事にしていったことも商売上手の関西人らしさを見せてもらった。