旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『飛騨牛』と同級生

マサは、O会でオー女子と同じ名前のオーちゃんに会った。野球部監督N先生を囲む会N会のメンバーで今まで何度も顔を合わせていた。N会では、2人とも先生より老けて見られて『校長と教頭』呼ばれる不思議な中だった。話をするうちに『農協』に勤めていることがわかり、同級生巡りのひとつに加えることにした。オーちゃんの専門は機械らしく、マサが求めるペーパーとは全く関係ない仕事だった。『飛騨牛とかお米とか紹介してくれない?』と言うと2人紹介してくれた。お米の担当者は、野球部の後輩だから何でも話せばいいとアドバイスくれた。飛騨牛の担当者は、同期入社で親しい仲で上に上がっていくキーマンだと教えてくれた。お米は袋のパッケージであるが、ペーパーでないのでターゲットを飛騨牛に絞った。ひょっとしたらご相伴に預かれるかもしれないとも思った。『農業祭りのイベントできる?』いきなりオーダーがきたので『水と空気以外は何でも出来ます』と答えた。テントや餅つきの杵や臼、飛騨牛を焼くコンロなど予算内で揃えることになった。ペーパーには全く関係ないが、飛騨牛には少し近づいた。イベント当日は、マサの会社のペーパーを使った容器にお茶を入れて100本差し入れて逆にPRさせてもらった。担当者からは飛騨牛串焼きをサービスしてもらい美味しくもあり楽しいイベントだった。お茶の容器PRにより、揖斐茶のブランドデザインの依頼もありペットボトルの仕事にもつながったが残念ながらペーパーではなかった。岐阜駅前のタワーシティ43が完成した頃、5階レストラン街に農協が始めて飛騨牛焼肉店を出店する話を聞いたので、ランチを食べに行って営業トークではなく『飛騨牛はすごく美味しかったです』と報告に行くマサだった。