『コンビニ』の実態

マサは、今日はひとりだけの夏休みの一日となった。久しぶりの雨で涼しざを感じながら近くにあるセブンイレブンに入った。いつもなら昼の弁当を買って家で食べるのだが、１００円コーヒーも買ってゆっくりイートンすることにした。それも現在進行中のプロジェクトの検証もあって『コンビニ』の実態を確認したかったからだ。改めて『コンビニ』の棚を眺めてみたが、プラスチックの袋やトレーに入った商品が多く、ペーパーカートン入り商品は１０%ぐらいだった。昼時のイートン利用者は、１つ置きに席を空けて座っていたが満席の状態にビックリした。マサの前にきたおじさんは、スマホを見らがら椅子に座った．シュークリームを袋から出そうした瞬間に落としそうになり、押さえた時にクリームが飛び出して下にポトリと落ちた。全部が落ちなかったのが幸いで、残りを大事そうにアイスコーヒーを飲みながら食べていた。アイスコーヒーとおにぎりを食べている女性やカップ味噌汁とおにぎりを食べる男性もいたが、軽い昼食のようだった。若い男性が、冷やしうどんにタレを掛けて、牛丼を横に置いて食べようとしていた。もう食事を終えた男性が、iPadを眺めらがら仕事らしい画面を操作している姿もあった。しばらく座っていると、女性2人組が席が空くのを待っていたかのようにスナック菓子を置いて席を確保した。年配の女性の方が、５００ｍｌの発泡酒２本を買ってきて机の上に置いた。親子なんだろうか、ご苦労さま会なのか乾杯をする姿を目撃してしまった。ここはコンビニなのに、昼から居酒屋になっている。ビールのおつまみはチップスターだったが、枝豆のようなお通しがあれば購入するかもしれないと思った。データではわからない『コンビニ』の実態がわかり、貴重な昼食となった。