旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『涼感』を味わう

マサは、髪が耳にかかってきたので床屋に行ってきた。秘書の妻は、全体に少なくなった髪を見て『まだいいんじゃないの』と冗談をいつも言っている。少ししかカットしなかったが、かなり涼しくなった。高校野球を見ていると、マサも昔のように丸刈りにするのもいいんじゃないかとも思っている。ここのところの雨でやっと猛暑から解放されて一息つけてる感じである。昼食は、岐阜でも有名店になっている『更科』で『冷やしたぬき』を食べに行くことにした。家から15分歩いて行ったが、小雨が降り出した頃に店の軒下に着いた。12時前だったが10人が行列になっていて、クルマで来た人も駐車場の手前で渋滞になるほどだった。座席数も多いのですぐ座れて『冷やしたぬき』の並を注文する。今日も仕事なのか役所勤めの人達が『ダブル』を注文していた。働く人はさすがにパワーが違う、あっという間に『ダブル』を平らげていた。『冷やしたぬき』がなぜ人気あるのか不思議でもあった。丼の1/4ぐらいがめんつゆで、冷たいそばが入り、あげと天カスとネギが乗せてあり、丼の端に多目のワサビが添えてあるのである。うまく混ぜないとワサビが効き過ぎて鼻にツーンときてしまう。めんつゆとワサビと天カスの調和がいいのかもしれない。テーブルの上にはヤカンに入った麦茶とホットポットに入った蕎麦湯が置いてある。ソバを食べた後は、蕎麦湯を入れて飲むことにしている。冷たいソバの後に飲む温かい蕎麦湯は、カラダに心地良く染み渡るようだった。注文から食べ終わるまで10分ぐらい、12時を過ぎるとみるみる行列が長くなっていたが、並ぶ価値がある『涼感』を味わうのを知っている人達だとマサは思った。