旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『講師きぶん』の嬉しさ

マサは、同級生のマスターの店で定例になったO会に参加予定だった。名古屋の良きパートナーアラキンと店に入る前に、これからの活動について打合せをしながら会食した。昨日の『スピード』即決のトシちゃんが、講師を引き受けてくれ開催日を決めたことを伝えた。アラキンは元大手出版社に勤めていたことで、いろいろな観点から面白い話をしてくれた。創業者のエピソード、子供向け教材の変遷、事業の展開など、どれをとっても興味深いものばかりだった。ワークショップ×モノ語りをテーマにしたセミナーにしたいと説明し、マサはペーパーリーフアートで参加者に『絵本の表紙』を作ってもらうことを伝えると、アラキンは『絵本の編集方法』の資料もあるので織り交ぜて話そうかなと、もう『講師きぶん』になってくれていたので嬉しかった。予定時間を過ぎても話に夢中で、O会に入って行くと『メール気が付かなかった?』と主催者の同級生のO女子が待ちわびていた。このO会は、2ヶ月に1回のペースで開かれているが、情報交換ができるので助かっている。2ヶ月前に講師の話を持ちかけた、カワちゃんはまだ来ていなかった。O女子に聞くと、少し遅れて来るらしいので今日のマサの目的のひとつが埋められると、胸の中で喜んでいた。少しすると、カワちゃんが登場したのでアラキンとマサの間に席を空けたが、違和感を感じたのか端の方へ座ってしまった。地元で帽子製造会社のオーナーでもあり、それ以外にも事業展開を幅広くしているので、多忙ぶりが側から見ててもわかった。趣味でゴルフ、サックスもやっており、仕事と趣味を交互にやっていることも話してくれた。なかなか講師の件を持ち出すことができなかったので、隣の席へ移動することにした。青いカードを指し示し、いきなりではあったが、『このスケジュールで空いた日ある?』と講師をズバッとお願いすると、『この中なら、2月がいい』と即答してくれた。さすがオーナーで決断の早さに驚いた。『何を話せばいい?』とカワちゃんも『講師きぶん』になってくれたので嬉しかった。