旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

作品展のオファー

グループLINEに、ギャラリーらしき画像が3枚送られてきた。地元テレビ局社長のコウくんからだった。このスペースで作品展をやったらどうかとコメントが添えられていた。新しくメンバーになったばかりの開発担当のフルちゃんと演出担当のアッちゃんに声を掛けると「すぐ明日にでも下見に行こう!」と動きが早いのには驚いた。フルちゃんは、メディアコスモスまでクルマで迎えに来てくれた。岐阜駅前にあるテレビ局のロビーでアッちゃんとも待ち合わせをすることになった。忙しい合間を縫って、社長のコウくんは応接室に迎え入れてくれた。「11月14日以降ならギャラリーが使える。どうだろうか?」「是非やらせてください!」とフルちゃんが変わってマサの顔をみながら返事をしてくれた。「この額に入れて展示をしたいです。」フルちゃんが売り物で作ってくれた焼き印入りの木製額を見せた。「フルちゃんが作ったのか!器用になんでも作るね!」のお褒めの言葉に「この焼き印が大変だった!」と苦労話を少しだけ自慢げに話した。「ギャラリーの中に入って、この額が取り付けられるか確認させてください!」と担当者を紹介してもらった。「内容が固まったら、こちらにデータを送ってください。」と名刺のアドレスへ送るように話してくれた。「作品展の模様は、テレビでも案内しますからね!」と付け加えられた。一気に話が進む作品展のオファーに身震いを覚えながら、もう企画の内容を練り出すマサがそこにいた。