旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

オンライン会議

マサは、レンタルスペースに僕を置いたまましばらく様子がわからなくなってしまった。ホームセンターに行ってラミネートの機械を購入した。ポストカードサイズのラミネートフィルムも一緒に買った。さっそく抹茶ラテの空き箱で、小さな僕を作ってくれた。これでやっとマサの様子は、小さなペーパーくんからわかるようになった。ペーパーリーフアート倶楽部の決算書を作成して、運営委員にLINEで送った。監査役のナカチャンには捺印をもらうために、喫茶店で待ち合わせして印鑑を押してもらった。良きパートナーのチカチャンにも、翌日スタバで決算書を見せながら近況報告をしあった。マサは、2020年度の計画書を作成したら送ることを約束して別れた。コロナウイルスの影響で、個別に打ち合わせすることも感染リスクがあることを考えながらで落ち着いてできなかった。家に帰ると、秘書の妻が『ズームって知っている?』ど聞いてきた。『会社でやり始めている』とやったことはまだなかったが、できそうなニュアンスを伝えた。どうやら、自分が加入している団体でオンライン会議をするらしいことがわかった。『じゃあ、今度の日曜日までにできるようにね!』と懇願してきた。良きパートナーのチカチャンに相談してみることにした。『2020年度の計画書を見ながら、ズームで会議をやらないか?』とLINEを送った。『ズームはまだ知らないけど、勉強すればできると思うよ!』と頼もしい返答だった。土曜日の午前中にテストをすることで了解してくれた。『これは、なかなかいい!』とズームがお互いにつながりテストを完了した。秘書の妻は、つながった様子をみながら翌日の日曜日にスマホで会議にのぞむことを決めたようだった。良きパートナーのアラキンとナカチャンには、月曜日にズーム会議をやりたいことを伝えた。結局、チカチャンとアラキンとマサの3人のズーム会議をすることにした。月曜日の午後2時からの開始時間に3人は、時間前にアクセスが完了した。『ウオー!』とチカチャンが感動した声に、スマホ画面に喜びがあふれるマサがそこにいた。