旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

アイデアをくれる人たち

僕が8ヶ月眠っている間に、マサはいろいろな人と出会いがあったらしい。良きアドバイザーのイッチャンから、1年前のことを思い出したらしくLINEが入ってきた。『もうすぐプレゼンだろ?アイデア会議しなくていい?』すでに計画書は出して変更はできなかったが、またいいアイデアをもらえるかもしれないと、去年と同じ大須の居酒屋を予約してくれた。良きパートナーのアラキンにも連絡してくれ3人がテーブルについた。まだ5月だというのに猛暑日で北海道では記録を更新したとテレビのニュースが流れる。イッチャンはこの店の常連で、キープしてある焼酎ボトルを出してくれた。『キムチ鍋にしようか?』すると店のママさんが、『このくそ暑い時にいいの?』と聞いたが『暑いから食べたくなるんだ!』と注文した。そこそこお腹が膨れると『プレゼンはどう?』と言うので、マサは自分で作ったパンフレットを差し出した。『PAPER LEAF ART MUSEUM』という英字のタイトルに『紙の葉っぱでアートな体験』というキャッチコピーを使い、真ん中に僕のキャラクターが入っていた。きょう会うまでに、パワポのプレゼン資料を送っておいたのでコメントは早かった。『ミュージアムいいんじゃない、でもね、リアルでどう人を集めるかだよ!』パンダのキャラクターで幼稚園に行って着ぐるみイベントの経験を話してくれた。『それとね、印刷されたアート教材の葉っぱは面白くない。お菓子の箱を葉っぱ状にカットする方法はないかなあ?』『お菓子メーカーとタイアップしてやればいいかもね』とどんどんアイデアが酔いとともに膨れていった。マサはプレゼンに向けて、いいヒントをもらい岐阜行きの名鉄電車に乗った。