旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

マスコミ取材

マサは、月1回のアート講座を土曜日のきょうも開催していた。年賀状をテーマに受講者の作品がひとつ出来上がると、ラミネート機のあるスタジオに向かった。部屋の許可をもらうために、事務所で手続きが必要で立ち寄った。『ラミネート機を貸してください。』と申込書に記載して、黄色いヒモのストラップを受け取った。『マサさん、少しお話しがあるんですが、いいですか?』目がクリッとした若い女性職員のミズさんだった。以前よりアート講座の取材を受けたり好意的な親しみある人だったので耳を傾けてみた。『お願いが2つあります!』ひとつは、広報誌に顔写真付きでマサの活動内容を掲載したいこと、もうひとつはラジオ番組への出演依頼だった。ラジオ番組の出演となると中学生の時以来50年ぶりとなる。豆記者として沖縄を訪れ、ラジオ沖縄のスタジオでインタビューを受けたことがあった。『沖縄の印象は?』『英語を話していると思っていました』と生放送で緊張感のあまりチンプンカンプンな返答をしたことを思い出していた。聞くところによると、今回は打合せとリハーサルがあるらしい。20分の番組でアナウンサーの質問に答えるだけでいいという。インターネットでラジオ局を調べると、地元のFM局でその中にある一つの枠で午後2時から3時までの番組であることがわかった。地方局らしく、同じ番組を4回再放送する番組表がホームページに掲載されている。メディアコスモスで公開番組で録音されて放送されることになる。土曜日のアート講座の後にメンバーの仲間と打ち上げをする中で、ラジオ出演の話で盛り上がった。調子に乗って二次会、三次会とカラオケまで行って喉の調子がおかしい。ラジオ出演の当日までに治さないといけないと思うマサだった。