続けるチカラ

マサは、土曜日は例により朝からNHKのテレビを見ていた。9時からは週刊まるわかりニュースで、ランキング2位に『ジャニーさん訃報』が入った。懐かしいフォーリーブスの映像から郷ひろみ、たのきんトリオ、そしてSMAP、嵐までアイドルを次々と生み出した。解説者からは、ヒットが出ず苦しい時期もあったと説明する。『SHOW MUST GO ON』ショーは続けなければならないをモットーに87歳まで一貫してプロデューサーとしてスターを育てたと話される。夜のTBS『音楽の日』でもジャニーさんを偲んでメドレーで数々のヒット曲をジャニーズJr.が歌う。ジャニーズは女子の憧れとしてこれからも育ち続けると思った。マサのもう一つの関心は、同世代レジェンドたちの歌だった。世良正則の『燃えるいい女』のマイクスタンドを投げ上げる姿とジーンズスタイルは昔のままだった。同級生の野球部のピッチャーをしていたアオちゃんに顔が似ているので懐かしくも可笑しくもあった。驚きは、70歳になったアリスだった。6年ぶりに再始動をするとテロップが入る。新曲のタイトルは『限りなき挑戦  OPEN GATE』、われわれ世代の応援歌だと感じた。そして1978年の『チャンピオン』を歌う。『つかみかけた、、』と口ずさんでいた。大学のテニスサークルで後輩の女子から谷村新司に似ていると言われ、今でもカラオケでアリスの歌を入れている。昔はおじさんだと思った谷村新司だったが、見た目は逆転してしまった思うマサだった。音楽のアーティストの『続けるチカラ』に感動した日だったが、マサも違うアーティストとして長く続けていこうと心新たにした。