旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

映像の効果

マサは、平日は名鉄電車に乗って名古屋まで1時間の通勤をしている。最寄りの駅からは、会社のマイクロバスに乗り10分で到着する。ICカードを首から掛けて入り口でカードをかざし、タイムカードでかざし、エレベーターで5階まで上がるとドアの手前でかざす。昔に比べるとセキュリティレベルが高く、1分単位で入退場が管理されている。残業時間も翌日には管理者が把握できるので、いわゆる働き方改革にうまく活用されている。マサが他に注目しているのは、席に着くまでに2台の大型モニターで、アニメーションのように映像が流れるのでついつい目が向いてしまう。1台目はイベントや商品紹介のプロモーション用で、2台目は業績のグラフや表彰者などモチベーションアップ用のために置いている。映像のデータは、パソコンでパワーポイントで作成していることが、つい最近わかった。今やプレゼンでもパワポ、アニメーション映像もパワポで簡単に出来るから活用の範囲が広がっている。大画面であればあるほど映像の効果が高くなるのを改めて感じている。更に大画面になるのはプロジェクター、究極は映画館になる。アート講座では市の施設でプロジェクターを借りているが、やはり重宝している。マサがいちばん気に入っているのが、みんなの作品をプロジェクターでスクリーンに投影して、作品の思いを聞いている時だ。照明を落として真っ暗な中の大画面の作品は、映画のワンシーンのようで大いに癒される。パワーポイントの機能でエンドレスのアニメーションを使えば、作品集の上映会が無人でできる。来月のプチミュージアム体験イベントで上映することを考えている。多くの人たちに癒しを与えたいとマサは準備を始めた。