旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『公開企画コンペ』に向けて

マサは、久しぶりにメディアコスモスに行った。5月13日にあったアート体験の報告書を届けにいくためで、報告期限が過ぎていた。東京に行って足にかなり疲労を感じていたが、リハビリのつもりで歩いて行った。ニュースではホタルの放流により、まもなく光る小川が見られるとメディアコスモスの脇からテレビ中継がされていた。歩いて行くと、その近くに白く長く塀がつながる姿は残念であった。新しい市役所の工事が、いよいよ始まったようだ。報告書を提出するとカウンターの上に『公開企画コンペ』のチラシの案内があり、職員からもプレゼン用のデータ提出日が迫っていることを知らされた。まだ手を付けられていないマサの焦りだけがそこにいた。チラシにはノミネート団体名があり、ライバル団体名と数を確認していくつ落選するのか考えていた。NPO法人を立ち上げている団体が半分弱あり、手強い戦いになる予感がした。今週の土曜日午後から抽選により順番が決められる。『企画にはストーリーを、プレゼンにはドラマを』と先輩主任の言葉を思い出していた。今回のドラマの主役は、僕ペーパーくんとしたようだ。クロージングには僕を語ったフリーペーパー『PAPER STORY』を審査員に渡すところまでは考えていた。OB会でキャンディーズ似の女子3人からの心強いメッセージもバックグランドに添えていきたいと思った。後は、パソコンでパワーポイントにまとめるだけだった。