旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『OB会①』のタイムスリップ

マサは、2年ぶりに大学時代のテニスサークルのOB会に参加した。東京の地下鉄千代田線で千代田駅で下車して5分歩くと会場の帝国ホテルにやっと着いた。この日は、朝からのぞみに乗り上野へ向かい美術館を見て、六本木に立ち寄った後に目的のOB会の会場に着いたので足がかなりパンパンになってヤバイ状態だった。帝国ホテルの地下に大学OBが作った三田倶楽部というパーティ会場があった。当時サークル活動していた前後の7学年に限定していたが、それでも60名ぐらいは集まっていた。マサは、中学高校と6年間野球をやってきたが、たまたま下宿の先輩からの紹介でこのテニスサークルに入った。まだ1年前にできたばかりのサークルで先輩達を入れても20名に満たなかった。決まったテニスコートもなく、1か月に一度の抽選でコートが取れれば活動する程度だった。数人ですることも多く、交代でやってもそれなりにハードな運動だった。練習後は決まって喫茶店に寄り、練習よりも長い時間をしゃべっていたように記憶している。その喫茶店にタイムスリップしたかのように、当時の仲間たちが自然に集まっていた。同級生はマサを入れて4名で1名は女子で少し寂しかった。先輩のOB会長の挨拶と乾杯によりスタートし、そのまま立って足は大丈夫だろうかと思いつつビールを飲み始めた。聖子ちゃんカットをしている同級生の女子が、マサの方にやってきて懐かしそうに話しかけてくれた。まだテニスをやっているらしく、カラダの動きが昔と今は違うことをテニススクールで教えてもらっていると、軽い動きを昔のままのスリムな体型で示してくれた。同級生男子2人も知らぬ間に話しに入ってきて時間の過ぎるのを忘れていたが、足が耐えきれず、後輩3人女子のかたまりが気にもなり空いた横の席に座った。『半分、青い。』の朝ドラ見てる?から話しがはずみ、マサも『やってまった』と岐阜弁を披露したらウケた。 ついでにペーパーリーフアート倶楽部の手作り名刺を渡すと、さらに興味を示す女子がいるのにビックリした。