旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

シークワーサーは売れる?

マサは、いつも焼酎の水割りを夕食の時に飲んでいる。いいちこのスリムな紙パック入りを食卓に置いている。一升瓶や牛乳パックより小さいので上品に飲めるからいい。更に美味しさを増すのが『シークワーサー』の果汁だ。会社の同年代のカトちゃんが、自分の畑で育てた果実を今日も持ってきてくれた。この間もらった分がちょうどなくなっていたので嬉しくいただいた。ウィキペディアで『シークワーサー』を調べてみると、沖縄や台湾で自生している果実で和名でヒラミレモン平実檸檬というらしい。シークは『酸い』、クワスは『食わす』という沖縄の方言だそうだ。レモンより小さく、1個分がちょうど焼酎一杯分に絞って使えるから上品でいい。もらった『シークワーサー』5個分をスマホで撮ってFacebookにアップした。カトちゃんは来年3月で退職して、植木職人と農業を兼務して新たなスタートを切るらしい。マサと一緒に送別会をしてもらうことも決まっている。エコカワいいモノをテーマにしたミュージアム&マルシェに『シークワーサー』はいいかもしれないと思った。『マサのマルシェに出店してみない?』とまだまだ夢の話に『個人で作った果物を売っていいのかなあ?』と心配顔なカトちゃんに『だいじょうぶ』と根拠もなく脳天気に答えるマサだった。