旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

涼しいところ

マサは、あさ暑くて目が覚めた。2階から降りると玄関から裏側まで、扉が解放され風がすーと流されていた。クーラーをかけなくてもそれなりに涼しい。ところが8時になると前のビル解体工事が始まって、せっかくの朝ドラの音が消される。静かに涼しくテレビを観るところはないか探した。あったあった裏側に木造二階の建て物がある。4年前に孫が生まれるので、思い切ってリフォームしたキレイな場所である。今も2人の娘が孫を連れて来たときだけ使っていて、もったいないといえばもったいない場所だ。裏に行って窓を閉めてクーラーを入れる。ダイニングの椅子を3脚並べて足を投げ出して座るとソファ代わりになった。テレビは少し小さいがホームシアター感覚にもなれる。なかなかいい、涼しくて静かでリラックスしていられる場所になった。NHKの週間まるわかりニュースを見始めると『ワーケーション』という働き方改革なる内容が気になった。働くワークと休暇バケーションの造語だそうだ。あるIT会社の『ワーケーション』なる働き方が紹介される。北海道の北見のログハウスに夏だけ事務所を構えてパソコンでテレビ会議をし、昼はパスタを作り夏休み中の子供と食事をしている模様が映る。北海道のログハウスではないが、近くに木造の『涼しいところ』が見つけられ嬉しくなった。生活ライフと休暇バケーションで『ライフケーション』かなと、勝手に造語を作るご機嫌のマサだった。