旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『SOS』が出るまで

マサは、なんとか朝起きることができた。『半分、青い。』の朝ドラのおかげである。娘スズメの東京行きのことで、母親役の松雪泰子と友人役の原田知世が相談しているシーンが印象に残る。原田知世金八先生のモノマネも可愛いかったが、困った顔の松雪泰子も役者ではあるが、本当に困った母親の顔を表現している。

原田知世のアドバイスは、『18才の子供は、もう立派な大人。SOSが出るまでは、立ち入っちゃいけない!』松雪泰子は、この言葉に納得して娘を東京に出す決心をしたようだった。父親でもあるマサは、この言葉はすんなりと腑に落ちたような気がしたが、母親の立場になるといつまでも子供は子供で、ついつい意見してしまうのもわかるような気もした。ひとりで考えていると、この『SOSが出るまで』の言葉はなかなか出ないものだが、友達と話すことで生まれてきたともいえる。今日もドラマに夢中で一筋の涙を流したことを、右横で見ていた妻にわからないように左側だけに流していた。マサは、今朝やっと起きれたのには理由があった。きのう愛犬のカフェにエサをやろうとして、まだ買ったばかりの重い袋を持ち上げて下ろそうとした時に、ギクッ『やってまった』と腰を抑えてしゃがみこんだ。このままでは歩けなくなる、以前カイロプラクティックで教えてもらった骨盤運動をしたらなんとか治った。今日は朝ドラが終わった後に、妻に『SOS』を出してクルマで整体院まで送ってもらった。