『フォーク』は懐かしい

マサは、替え歌でテレビ出演をキッカケに何か自分にあるのではないかと、少なからず思うようになった。フォークルとの出会いから3人たちの音楽活動を追うようになった。はしだのりひこ、加藤和彦、北山修の3人は大ヒットの後に一年後に解散してしまった。『半分、青い。』の中でスズメの就職祝いに、おじいちゃん役の中村雅俊が歌っていた『あの素晴らしい愛をもう一度』は確か、グループ解散の時に作られた曲ではなかったかと、懐かしく聴いていた。はしだのりひこ  は、シューベルツ、クライマックスなどグループを作り『風』『花嫁』などヒットを飛ばし、グループにいた杉田二郎はジローズを結成し『戦争を知らない子供たち』を生み、それらの曲に加藤和彦や北山修が関わっていたのは知る人ぞ知ることだった。今はレコードを聴くことはなくなったが、フォークル解散コンサートのLPやはしだのりひこのEPは必ず購入していた。当時フォークギターはまだまだ高価で、それより安いクラッシックギターを親になんとか頼んで買ってもらった。グリップが太くて、コードを押さえるのにうまくいかず、かすれた音しか出せなく歯がゆい思いをしていた。同級生と『ドラゴンファイブ』というグループの名前まで決めたが、活動せずに解散したのは情けなかった。