旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『美術館』は日曜日に

マサは、次の日曜日にメディアコスモスでイベントに参加することになっている。マサの自画像がでっかいポスターになっているので、少し恥ずかしい。『SNSプロフィール画像を作ってみよう!』をキャッチコピーにしている。この自画像は2012年に作ったもので、東京でゴッホ展を見てきた後にゴッホの自画像みたいな作品を目指したペーパーリーフアートなので思い入れが強い。いちばん最初にゴッホ作品を見たのは、もう30年も前になるだろうかニューヨークのメトロポリタン美術館である。デカすぎる、広すぎる、ゴロゴロと間近に作品が見られるので驚いた。ルノアールなど印象派の作品も大きなものばかりで、睡蓮に包み込まれるほどだった。その中でも、ゴッホ作品はマサを驚かせた。当時は自分でも油絵を始めたばかりで、絵の具をゴテゴテとてんこ盛りに使っている技法は贅沢で羨ましく感じていた。このゴテゴテ感を表現できると考えたのがペーパーリーフアートなので、ポスターを見た人にその思いが伝わるといいと大きくしてみた。東京に行く時は上野駅を降りれば美術館がいっぱいあるので機会があれば必ず寄ることにしている。地方に住んでいるとなかなか機会がないので、Eテレの『日曜日美術館』を毎週楽しみに観ている。今回は日本画家の横山大観を紹介する内容で、司会者と画家をよく知る人が解説してくれるので勉強にもなる。明治、大正、昭和を生きた横山大観は、日本画にない発想でナイアガラの滝や万里の長城も絵にしているから驚かされる。5月27日まで上野の森で作品が見られるので行くことを決めた。