旅するペーパーくん

ペーパーくんの癒しとヒラメキの日々

『誕生のヒミツ②』は南の地から

マサは単身赴任を向かえる前の送別会で、こんなことを言っていた。『ゴッホがパリから南の地アルルに行ってから、ひまわりが生まれたように、私も名古屋から温暖な三ケ日に行ってすごい作品を作りたい』ミカンでも有名な三ケ日は5月頃に花が咲き、やわらかな香りが山から湖畔まで漂う、風光明媚なところだった。しかし、マサがペーパーリーフアートを考案するまで1年かかる。マサが勤務していた会社は、高速道路沿いにあり高架をくぐると突き当たりにある大きな工場だった。慣れない初めての工場勤務で、大変なストレスから今も時々めまいに悩まされているらしい。このストレスからアートの新手法ができたとも考えている。...つづく